東南アジアのトイレでよく見る、このガンのようなものってなんだろう?
確かに、東南アジアの国ではよく見かけわね
本記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事の内容
このシャワーは、トイレシャワーやウォーターガンと言われています。
海外にはウォシュレットがないので、その代わりとなるこのトイレシャワーは、使い慣れるととても便利です。
今回は、このトイレシャワーの使い方と注意点を説明します。
記事の信頼性
この記事を書いている私は、フィリピンとミャンマー3年、生活をしています。
その生活の中で学んだ体験を基に、使い方をご紹介します。
Contents
トイレにあるシャワーの正体
この東南アジアのトイレに設置されているガンのようなもの。
日本語だと、「ハンドシャワー」「ウォーターガン」などと呼ばれることが多いようです。
このハンドシャワーは、ズバリお尻の洗浄に使います。
海外での呼び方
英語では「bidet shower」「bidet sprayer」などと呼ばれるそうです。
英語版のWikipediaでは、「bidet shower」で登録されています。
ミャンマーはもちろん、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナムなど東南アジアではごく一般的に利用されています。
A bidet shower is a hand-held triggered nozzle that is placed near the toilet.
This includes India, Nepal, Pakistan, Egypt, China, Iran, Maldives, Bangladesh, Brazil, Saudi Arabia, United Arab Emirates, Indonesia, Malaysia, Philippines, Sri Lanka, Thailand, Singapore, Vietnam and Cambodia.ビデシャワーはトイレの近くに設置される手に持てるトリガー型ノズルです。
Bidet shower - Wikipedia
インド、ネパール、パキスタン、エジプト、中国、イラン、モルディブ、バングラデシュ、ブラジル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、インドネシア、マレーシア、フィリピン、スリランカ、タイ、シンガポール、ベトナム、カンボジアが含まれます。
日本ではウォシュレットが一般的です。しかしながら、これは日本発の製品であり、世界では一般的に普及しているわけではありません。
トイレシャワーは便利なの?
このトイレシャワー。水の勢いが大変強く、服を濡らしてしまった人も多いのではないでしょうか?
私も初めて使ったとき、服をびしょびしょにしてしまいました。それ以来、約2年間使っていませんでした。
しかし、このトイレシャワーの使い方をマスターすると、とても便利なんです。
私はよくお腹を壊すのですが、何度もトイレに行くと、お尻が痛くなります。
トイレシャワーがあると、水滴をポンポンと拭きとるだけでよくなるため、だいぶ痛みが和らぎます。
また、きちんと洗浄した方が清潔ですよね。
更に、東南アジアでは、トイレに紙がないこともよくあります。
そのため、トイレシャワーの使い方を覚えておくことは重要なんです。
日本にあるトイレシャワー
ちなみに、日本のトイレにも、トイレシャワーに似た「洗浄ガン」と言うものがあります。
しかし、これは便器の洗浄用に使うもので、お尻の洗浄に使うものではありません。
間違って使わないように、ご注意ください。
トイレシャワーの使い方と注意点
その①使う前に知っておきたいこと
始めに、トイレシャワーを使う際に失敗するパターンをご紹介します。
失敗するパターンとしては、大きく2通りあると考えています。
失敗パターン
- 水の勢いが強すぎて、服を濡らしてしまう
対策:予め水圧を低くしておく - 使い方に慣れていない・分からないため、服を濡らしてしまう
対策:何度も使ってみるうちに慣れる
最初は失敗するかもしれませんが、何度も使っているうちに間違いなく慣れます。
今回の記事をきっかけに、段々と上手になっていくはずです。
その②水圧のチェック
いきなり使うのではなく、まず便器に向かって水を試しに出してみて、水圧を確かめます。
下記の動画は日本での例ですが、このように水圧がかなり強いケースが多いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ATvHJPuRkwc
その③水圧の調整
水圧が強すぎる場合は、ホース根元に蛇口があるので、バルブをひねり、水圧が弱くなるまで調整します。
バルブがない場合は、残念ながら水圧の調整ができないため、このステップをスキップしてください。
その④水を噴射する
水圧の調整が終わったら、実際に使ってみます。
ここは慣れが必要ですが、何度かやっているうちに段々コツを掴んできます。
- 用が終わった後、全体的に気持ち前目に便器に座る
- 右ももを浮かすように、体全体を軽く上げる
- その空いたスペースにトイレシャワーを入れ、右斜め下からトイレシャワーを肛門に向ける
- 実際に肛門に当てる前に、右足太ももの付け根あたりに試しに打ってみる
- トイレシャワーのボタンをかなりゆっくり、慎重に押す
- 問題なければ、水を徐々に肛門に向かうよう、ゆっくりトイレシャワーを動かす
イメージなのですが、この画像がしっくりきます。笑
出典:GO GO GUANO
コツは、ボタンをゆっくり押すことと、実際に肛門に当てる前に、太もも付け根やお尻辺りに当ててテストすることが大変重要です。
というのも、水の勢いが強く服が濡れてしまうことを避けたいので、試し打ちをして、段々と肛門に向けていくといい感じにできます。
その⑤水の拭きとり
最後に、トイレットペーパーで水を拭きとります。
おわりに
今回は、トイレシャワーの使い方をご説明しました。
改めて考えると、世の中って右利きを中心に作られているなと改めて感じました。
何度も練習をして使い慣れてくださいね。