

会社でMicrosoft Teamsを使っているけど、ステータスの意味がよく分からないなぁ。特に、一時退席中と退席中表示の違いってなんだろう?,,,
本記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事の内容

本記事では、Microsoft Teamsのステータスの意味を解説します。
というのも、Microsoft Teamsでは、ユーザーの状態を直感的に知らせることができ、便利だからです。
今回は、どういうステータスがあるのか、またどうやって変更するのか、ということについて改めて整理してみました。
Contents
ステータスとプレゼンス
Microsoftは、ステータスのことを「プレゼンス」と呼んでいます。
本記事では、わかりやすくする目的で、ステータスで言葉を統一しています。
プレゼンスは、Microsoft Teams (および Microsoft 365 または Office 365 全体) のユーザーのプロファイルの一部であり、ユーザーの現在の可用性と他のユーザーの状態を示します。
Teams でのユーザーのプレゼンス - Microsoft Teams | Microsoft Docs
ステータスの意味合い
Microsoft Teamsでは、大きく下記2つにステータスが分類されます。
- ①:手動で選択できるステータス
- ②:自動で設定されるステータス
①手動で選択できるステータス

手動で選択できるステータスには、下記の5種類のステータスが存在します。
連絡可能
通常はこのステータス。Teamsが起動しており、かつカレンダーに予定がない場合は連絡可能状態になる。取り込み中
周囲に取り込み中であることを通知したい場合に選ぶ。他のメンバーは私にメッセージを送信できる。応答不可
周囲に取り込み中であることを通知したい場合に選ぶ。他のメンバーは私にメッセージを送れるが、通知が来ない。一時退席中
退席中であることを表示させたい場合に選ぶ。退席中表示
退席中であることを表示させたい場合に選ぶ。(4.と5.の違いは後述。)
②自動で設定されるステータス
自動で設定されるステータスにも、合計5種類のステータスが存在します。
発表中
Teamsで画面共有をしている場合、もしくはパワーポイントなどでフルスクリーンモードにしている場合。通話中
Teamsでビデオ通話か音声通話をしている場合。会議中
その時間にOutlookの予定が入っている場合。オフライン
TeamsもしくはPCが起動していない場合。退席中
5分間、PCを何も操作しなかった場合、もしくはPCをロック画面にした場合。
退席中について
退席中になるパターンをまとめると、下記の3通りです。
- 手動:ステータスを「一時退席中」か「退席中表示」を選択した場合
- 自動:5分間、PCを何も操作しなかった場合
- 自動:PCをロック画面にした場合 ※5分経ってなくとも、ロック画面にした瞬間に退席中になります。
一時退席中と退席中表示の違い
手動で選択できるステータスで、退席中を示すステータスには、「一時退席中」と「退席中表示」の2つがあります。
この違いは何なのでしょうか?
結論としては、Teamsではほぼ違いがわかりません。
というのも、相手から見たとき、通常はどちらも「退席中」としか見えないからです。
「一時退席中」と「退席中表示」を区別する方法
ただし、例外が1つだけあり、「通話」にある短縮ダイヤルから違いが判別できます。
- 一時退席中
「一時退席中」と相手に表示されてしまう - 退席中表示
相手では、手動で選んだ「退席中」と、自動設定の「退席中」が区別ができない

なぜ「一時退席中」と「退席中表示」が存在するのか?
筆者の推測なのですが、Teamsの前身であるSkype for Businessの名残だと考えられます。
というのも、Skype for Businessでは、この2つに違いがありました。
「一時退席中」は手動でのみ設定されるステータス、「退席中表示」は手動でも自動でも設定される可能性があり手動と自動の区別がつかない、という違いがありました。
しかし、Teamsでは短縮ダイヤル以外では「退席中」としか表示されないため、2つの区分けは意味を成していないのが現状です。
Teamsの便利な使い方
最後に、Teamsの便利な使い方について、いくつか記事を記載しました。参考程度ですが、気になる記事があればぜひお読みください。