ANAのSFC会員になりたいんだけど、旅行を楽しみつつプレミアムポイントを貯めたいな。どうやってプレミアムポイントを効率的に貯めればよいかな?
本記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事の内容
今回は、ミャンマーを中心として、旅行を楽しみながらスーパーフライヤーズカード(SFC)会員になる方法をシミュレーションしてみました。
注意
本記事は新型コロナウイルスによる大規模な運休が行われる前に作成しており、最新のフライト情報は各航空会社のWebサイトを、入国情報は外務省の海外渡航情報をご確認ください。
そもそもSFC会員とは?
ANAでは、スーパーフライヤーズカード(SFC)というクレジットカードを発行しています。
このSFCの会員になると、
- ラウンジの利用
- 手荷物受取の優先
- 優先搭乗
など、さまざまな特典が受けられます。
さらに、一度SFC会員になれば、年会費を払うことでカードを更新し続ければ、この特典を受け続けることができます。
SFC会員になるには?
しかしながら、スーパーフライヤーズカードを申し込むには、プラチナサービスメンバーになる必要があり、その条件は下記の通りです。
- ①:1/1~12/31の1年間で、プレミアムポイントを50,000ポイント貯める
- ②:ANAグループ運航便で、プレミアムポイントを25,000ポイント貯める
この条件をどちらも満たす必要があります。
・スーパーフライヤーズカード | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
・プレミアムポイントとは | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
仕事で出張が多い方は問題ないかもしれませんが、一般の人にとって、この条件を満たすことは容易ではありません。
この条件を満たすことを目的に、飛行機に効率よく乗り続けてプレミアムポイントを稼ぎ、SFCの会員になることをSFC修行と言います。
日本とミャンマーの場合、ANAしか直通便がありません。そのため、ミャンマーに住んでいるとANAを利用する機会が多いと思います。
そこで、ヤンゴン在住でSFC会員になるためには、どのくらい飛行機に乗る必要があるのかをシミュレーションしてみました。
ただし、SFC修行の目的で飛行機に乗るのではなく、各地へ旅行を楽しみながらプレミアムポイントを貯める、ということにしています。
シミュレーション例
タイ(バンコク)、フィリピン(マニラ)、ベトナム(ハノイ)、マレーシア(クアラルンプール)の4か国と、日本帰国3回(大阪、沖縄、札幌出張含む)というスケジュールにて組んでみました。
※本記事は新型コロナウイルスによる大規模な運休が行われる前に作成しており、最新のフライト情報は各航空会社のWebサイトを、入国情報は外務省の海外渡航情報をご確認ください。
プレミアムポイントの計算式
正しい計算式がANAのサイトに記載があるのですが、非常に分かりにくいため、ざくっと解説します。
プレミアムポイントは下記式で計算されます。
ポイント
プレミアムポイント = [①区間基本マイレージ × ②積算率 × ③路線倍率] + ④搭乗ポイント
①区間基本マイレージ
- ANAのフライトの場合:
1. 国内線:マイレージチャート | ANA国内線 | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ を参照。
2. 国際線:マイレージチャート | ANA国際線 | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ を参照。 - スターアライアンス加盟航空会社のフライトの場合:
下記サイトからマイレージを計算する。多少誤差はあるが、おおよそ一致する。
Mileage Calculator - WebFlyer :: The Frequent Flyer Authority
②積算率
おおよそ下記で網羅可能。詳細はこちら。
- ANAのフライトの場合
- 国内線:細かく色々あるが、よく使うのは下記。
1. バリュープレミアム:125%
2. バリュー:75% - 国際線:下記通り。
- 国内線:細かく色々あるが、よく使うのは下記。
- スターアライアンス加盟航空会社のフライトの場合:
こちらから航空会社を選び、積算率を探します。
③路線倍率
- ANA国内線:2倍
- ANA国際線で日本発着便:1.5倍
- その他ANA路線、スターアライアンス加盟航空会社:1倍
④搭乗ポイント
- ANAのフライトの場合:
1. 予約クラスU/H/Q/V/W/S/T/L/K:0ポイント
2. それ以外:400ポイント - スターアライアンス加盟航空会社のフライトの場合:
1. 積算率100%以上:400ポイント
2. それ以外:0ポイント
その他注意点など
- 成田ーヤンゴン線は、エコノミークラスでは予約クラスY/B/Mが一番プレミアムポイントが貯まりますが、価格が高く、修行には向いてません。
- 東南アジア各国へ旅行する場合は、ヤンゴンからだとタイ国際航空が最も使いやすいですが、ミャンマーの連休時期では予約クラスが総じて低くなります。その結果、プレミアムポイントが貯まりにくいです。休みが調整できるのであれば、時期をずらして平日に旅行すると、予約クラスを上げやすいです。
- このの理由から、東南アジア(=スターアライアンス加盟航空会社)のみで達成することは非常に困難です。そのため、那覇~新千歳線など、日本での旅行も活用する必要があります。
- 那覇~新千歳線は人気が高く、バリュープレミアムは3か月前でも満席になるため、早めに取る必要があります。