ミャンマー生活

超便利!ミャンマーのタクシー配車アプリGrabの使い方

2019-11-24

たお

ミャンマーのタクシーは安全なのかな?... ちゃんと乗れるかな...?

本記事では、このような疑問に答えていきます。

本記事の内容

本記事では、Grab(グラブ)と呼ばれる配車アプリの使い方を解説します。

ミャンマー、特にヤンゴン市内での移動手段としては、バス、電車などがあります。

中でも、料金が安く、時間も気にしなくてよいため、タクシーを利用することがほとんどです。

また、ヤンゴン国際空港からヤンゴン市内に移動する際に、タクシー移動では不安を覚える方も多いと思います。

そこで、今回はタクシー移動を便利にするアプリであるGrabについて、ミャンマーでの利用画面を使いながら解説をしていきます。

ミャンマーのタクシー事情

ミャンマーには多くのタクシーが走っており、Grabなんか必要ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、流しのタクシーを使うには、下記のような大変さがあります。

①料金を事前に交渉しなければならない
ミャンマーのタクシーにはメーターはありません。そのため、外国人、特に旅行者には高い値段で吹っ掛けられる傾向があるようです。

②ドライバーは英語が話せないため、道案内に苦労する
英語はほぼ通じません。一部英語を喋れるドライバーもいますが、簡単な英語だけというパターンが多く、道案内や交渉にも一苦労します。

③安全性
①にもかかわるのですが、発展途上国なので、タクシードライバーが安全な人とは限りません。

④領収書が出ない
メーターがないため、領収書の発行がありません。仕事で出張にミャンマーに来られている方にとっては、精算ができなくなるので、地味に困りますよね。

たお

タクシーに乗るのが怖く感じるなぁ…

大丈夫です。これらの問題をすべて解決するのがGrab(グラブ)という配車アプリです。

Grabとは

東南アジアで最もメジャーなタクシー配車アプリのことです。

日本のソフトバンクが筆頭株主として出資し、他にもトヨタ自動車やマイクロソフトなども出資しています。

シンガポールの配車大手グラブは6日、運用額10兆円規模のソフトバンク・ビジョン・ファンドから14億6千万ドル(約1600億円)を追加で調達したと発表した。配車アプリだけでなく、金融や配送サービスなどの新規事業を強化する。高いシェアを持つインドネシアをはじめ、東南アジアでデータを活用した経済圏を広げる。

ビジョン・ファンドのほか、トヨタ自動車、韓国の現代自動車グループ、米マイクロソフト、ヤマハ発動機などからも出資を受け、今回の調達額は合計45億ドルに達した。

配車大手のグラブ、ソフトバンクなどから45億ドル調達:日本経済新聞

Grabは、大企業がこぞって出資するほど成長が期待されている会社なんですね。

Grabはシンガポールに本社があり、その他に東南アジアでは、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアでもサービスを行っています。

類似のサービスとして、日本ではUberが有名ですね。かつてはUberも東南アジア各地にてサービスを行っていました。

しかしながら、GrabがUberの東南アジアの事業を買収しています。

そのため、東南アジアではGrabが有名になっています。

東南アジア配車サービス最大手のグラブは26日、米最大手ウーバーテクノロジーズの東南アジア事業を買収すると発表した。激しいシェア争いを続けてきたライバルを買収し、東南アジア市場で圧倒的なシェアを確保する。ウーバーも事業譲渡と引き換えに、グラブの27.5%の株式を取得する。

グラブ、ウーバーの東南ア事業買収発表:日本経済新聞

Grabの登録方法

手順①アプリのインストール

まず、下記リンクより、Grabのアプリをダウンロードします。

Grab App

Grab App

Grab.com無料posted withアプリーチ

手順②アプリ起動

Grabを起動します。電話番号を入力します。

手順③認証コードの入力

SMSで6桁の番号が送られてくるので、その数字を入力します。

手順④個人情報登録

ローマ字で名前とメールアドレスを入力します。

手順⑤位置情報の通知

「YES, ALLOW」をタップします。

もう一度確認のポップアップが出るので、「Allow While Using App」をタップします。

手順⑥通知の許可

アプリからの通知について、「Allow」をタップします。

これでアプリの登録の完了です。

Grabで乗車する方法

手順①配車の予約をする

「GrabTaxi」をタップします。

手順②乗車場所の指定

地図を動かし、乗車場所を設定します。下記の例では、ミャンマープラザ(Myanmar Plaza)を乗車場所にしています。

手順③目的地の指定

目的地を設定します。「I'm going to…」をタップします。

目的地を入力します。すると、下に候補が出てくるので、該当のものをタップします。

手順④配車予約

料金を確認し、問題なければ「Book Grab Taxi」をタップします。

下記の例の場合、3K、つまり3,000mmk(約240円)と表示されています。

配車予約を受け入れる車が出るまで待ちます。

手順⑤配車予約完了

タクシーが捉まると、下記のようにドライバー名前、顔写真、車の車種、ナンバー、タクシーの現在地が表示されます。

ラッシュ時は捉まりにくいですが、何度もトライします。

待っている間、ドライバーへメッセージを送ったり、電話して会話することも可能です。

※配車後にキャンセルすると、次回より捉まりにくくなるので、しないこと。

手順⑥乗車

車が到着したら、ナンバーを確認し、乗車します。

手順⑦降車

目的地に到着したら、表示された金額を払い、降車します。お疲れさまでした。

Grabのメリット

①料金が事前に分かり、料金交渉が不要である

表示された金額のみを支払えばOKです。

②乗車場所・目的地を地図上で指定できる

アプリを通じて乗車場所と目的地が伝えられており、英語やミャンマー語ができなくても問題ありません。

③ドライバーの評価制度により安全性が担保される

降車後にドライバーを5段階で評価できるシステムになっており、評価の悪いドライバーは淘汰されるようになっています。

④領収書が発行される

支払いが完了し、降車すると、すぐにGrabからメールで送られてきます。

⑤Grab Payを使うとクレジットカードでの決済が可能である

Grab Payを使うと、支払いをすることなく、タクシーに乗ることが可能です。というのも、ドライバーはお釣りのために細かいお札や十分な現金を持っていないことがあり、また、10,000チャット札は嫌がられるため、そういう気を使わなくて済みます。

Grabを使っていて気になること

反対に、Grabを使っていて気になったことやGrabあるあるを記載します。

日本と違って、客よりもタクシードライバーのほうが強い傾向があるので、嫌なことがあってもあまり気にせず、次の予約を取ったほうがよいです。

①ドライバーが予約を受け入れても、結局来ない

予約できたが、来ないで別の方向に向かっていることがよくあります。こういう場合はキャンセルせざるを得ません。

例えば、予約時に下記の様に近くにいたとしても、

このように、逆方向へ向かって行っています。

対処方法

  • ①:まずはドライバーに何度か電話しましょう。
  • ②:電話に出なければ、Grabに通報するとメッセージを打ちましょう。
  • ③:運よく電話に出た場合、おそらくキャンセルを要求されます。
  • ④:電話に出なかった場合・レスがない場合は、諦めてキャンセルするしかありません….
  • ⑤:乗客側もドライバーに評価されているので、よい評価をもらえるように心がけましょう。

②予約できたが、キャンセルを要求される

予約後にドライバーから電話がかかってきて、キャンセルするように言われるケースです。

ドライバー都合のキャンセルを乗客にさせることは、Grabでは認められていません。

このようなドライバー都合のキャンセルの場合は、Grabに報告しましょう。

手順①「Activity」からその時の乗車履歴をタップします。

手順②下部の「CONTACT SUPPORT」をタップします。

手順③ミャンマー語になっているので、言語を英語表示に変え、「Feedback about driver」をタップします。

手順④「My driver asked me to cancel」をタップします。

手順⑤「Email Support」をタップすると、フリーコメント欄が出てくるので、ドライバーがキャンセルをするように言ってきた旨を記載します。

③遠回りされる

GoogleマップやWazeでのルートと全く違うルートを使うケースもよくあります。

多くは渋滞を避けるためという場合なので、致し方ないかなと思います。

ただし、稀に道が分かっていないにも関わらず、ナビにも従わない方もいらっしゃるので、注意してください。

おわりに

今回はGrabの使い方を説明しました。

1度使うとGrabなしで生活できないくらいとても便利なアプリなので、ぜひ使いこなしてみてください。

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